ピルと一緒に飲んではいけない薬

錠剤

基本的に、ピルと一緒に服用してはいけない禁忌薬はありません。
例えば、ピルを服用していると便秘になりやすいので、便秘薬を併用したい、喘息を患っているので喘息の薬を使用したい方もいる事でしょう。
そんな時に便秘薬や喘息の薬を併用しても、まず重篤な副作用が起こる心配はありません。
また、塗り薬、外用薬、下剤にも禁忌薬はないので、安心して服用する事が出来ます。
しかし中には、ピルの働きを弱めてしまう成分を含む薬があるので、これらには注意しましょう。
まず挙げられる成分が、鎮痛成分のアセトアミノフェンです。
アセトアミノフェンは、風邪薬、解熱鎮痛剤に広く含まれている成分です。
ピルと一緒に服用すると、お互いの働きを弱めてしまう事が既にわかっています。
そこで、風邪薬、解熱鎮痛剤を服用する場合には、アセトアミノフェン以外の鎮痛成分が配合されているものを選ぶようにしましょう。
続いて挙げられる成分が、真菌症に用いられるグリセオフルビンです。
グリセオフルビンをピルと一緒に服用すると、避妊作用が低下してしまいます。
その為、真菌症の治療でグリセオフルビンを服用している期間及び服用後1週間は、ピル以外の避妊方法を実施する必要があります。
さらに、ペニシリン系抗生物質、テトラサイクリン系抗生物質を一緒に服用した際も、ピルの持つ避妊作用の低下に繋がります。
これら以外の抗生物質ならば、一緒に服用しても問題はないので、ピルの服用を希望するのであれば、医師に相談しましょう。
この他にも、ステロイド、ベゲタミン、イミプラミン、トフラニールといった薬との併用は、注意が必要とされています。
そこでピルを服用している方は、これらの薬を処方された場合、必ず医師にピルの服用を伝える事が大切です。
ただし、ステロイドは外用薬であれば問題はありません。
薬以外にも、セントジョーンズワート、プラセンタ、メリロート、大豆イソフラボンといった健康補助食品との併用も控えましょう。
ダイエットやバストアップに効く健康補助食品も、併用には不向きです。

喫煙者はピルを服用できない

タバコとピルは、とても相性が悪い事をご存知でしょうか。
何故ならタバコに含まれるニコチンは血管を収縮させる働きが、ピルには血液を固まらせる働きがあるからです。
つまり、これらの働きが組み合わさる事によって、血栓が生じるリスクが高まるからです。
その為、1日にタバコを15本以上吸っているヘビースモーカーの方は、ピルの服用が禁じられています。
血栓が生じるリスクが高まるという事は、血栓症の副作用のリスクが高まる事に繋がります。
血栓症の副作用として挙げられるのは、脳卒中、脳梗塞、心筋梗塞です。
これらは、血栓が血管の中を詰まらせてしまう事によって起こります。
タバコによって体内ではビタミンが破壊され、血液の流れが悪くなります。
その為、血栓が詰まりやすい環境となっており、脳卒中、脳梗塞、心筋梗塞といった副作用がいつ起こってもおかしくはない状態となってしまいます。
なお、非喫煙者で高血圧を患いながらピルを服用している方と、高血圧ではない方の死亡リスクを比較すると、前者の方が死亡リスクは3倍も高まります。
その上、喫煙者だった場合には何と、死亡リスクは10倍にまで高まります。
こうした様々なリスクから、喫煙者はピルを服用すべきではないと言われています。
また、糖尿病の患者がピルを服用したいといった場合にも、タバコが関係して来ます。
何故なら、糖尿病の患者がピルを服用する場合には、いくつかの条件が定められているからです。
その中には、非喫煙者であるという条件があり、これをクリアしなければピルの服用は行えません。
そこで、糖尿病の患者であり喫煙者でもあるという方が、ピルの服用を希望する場合はまず、タバコをやめましょう。

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